前後半で全く違う運動量
後半開始直後の48分、ユナイテッドの選手たちのプレスが緩くなったところを突かれ、シェイ・アダムスに同点ゴールを決められる。
今節含め、ラングニック体制となってからユナイテッドは公式戦で9失点を喫しているが、そのうち7失点が後半に許したものだ。
失点が後半に増加する理由は明らかだ。前半と比較すると後半は運動量が落ち、プレスの量と質が低下する。これに加え、最終ラインを押し上げることができないことから中盤が間延びし、広大なスペースが生まれるという現象が毎試合のように見受けられている。
今節もこの現象が起き、サウサンプトンに中盤でテンポの良いパスを繋がれて失点を喫した。
1-1で迎えた90+2分には、セットプレーからハリー・マグワイアが決定的なヘディングシュートを放ったが、この試合で合計6つのセーブを記録したフォースターがこれを止めてゴールを割らせず。
試合はこのまま終了し、ユナイテッドはFAカップ4回戦ミドルズブラ戦を含めると3試合連続で後半に追いつかれて1-1の引き分けという結果に終わった。
先制に成功しながらも勝ちきれない展開が続いているのは、後半の運動量低下だけではない。もう1つユナイテッドは深刻な課題を抱えている。