苦戦が予想される2つのチームとは…
昨年降格間際に追い込まれた柏レイソルは、中心的存在だったクリスティアーノも含めて攻撃陣の主力が何人かチームを去った。ネルシーニョ監督のチームが2022年の下位3チーム争いから大きく抜け出せるとは考えにくい。
J2で2年間を過ごして大舞台に戻ってきたジュビロ磐田も、2部リーグでは経験豊富なメンバーで違いを生み出せていたが、トップリーグの厳しい戦いに挑むにはやや活力が不足しているように感じられる。前述したルキアンの得点力を失った影響も言うまでもない。
そして、ディフェンディングチャンピオンである。今季も優勝候補としてシーズン開幕を迎えるが、1年前の開幕時に等々力競技場で戦っていた何人かのスター選手を失っていることもまた去年と変わらない。
2021年開幕戦の横浜F・マリノス戦に出場した田中碧や旗手怜央、三笘薫はいずれも欧州の新天地へと旅立っていった。またチョン・ソンリョン(37歳)、家長昭博(35歳)、小林悠(34歳)といったキープレーヤーたちも1つずつ年齢を重ねている。
かつてサー・アレックス・ファーガソンは、栄光を持続させるためには成功したチームを強化しなければならないと繰り返し言い続けていた。
瀬古樹とチャナティップ・ソングラシンは素晴らしい補強ではあるが、川崎が新シーズンに向けて新たに獲得した即戦力はこの2人のみ。もちろん鬼木達監督はこれまでにも、高卒や大卒、ユース上がりの若手選手に力があるのなら意欲的に起用する姿勢をたびたび見せてきたが、国内とアジアのタイトルを手に入れるためにそれだけで十分であるかどうかはまだ分からない。