MF:米本拓司(背番号15)
【写真:Getty Images】
生年月日:1990年12月3日(31歳)
前所属:名古屋グランパス
2021リーグ戦成績:28試合0得点0アシスト
伊丹高校在籍時にFIFA U-17ワールドカップに出場した米本拓司は、2009年にFC東京に加入。得意の守備を活かし、1年目からスタメンの座を勝ち取った。ヤマザキナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)準々決勝、名古屋グランパス戦の1stレグでプロ初ゴールを決めると、決勝戦では先制点をマーク。FC東京にタイトルをもたらし、同大会のニューヒーロー賞とMVPを受賞した。
その活躍が評価され、2010年1月には日本代表に初招集。しかし、順調にプロキャリアを歩んでいたかに思えたが、2010シーズンは怪我に悩まされることとなる。練習中に左膝前十字靭帯損傷および左膝外側半月板損傷。同シーズンのほとんどを棒に振ってしまった。その後復帰を果たしたが、2011年に再び左前十字靭帯損傷。1年以上U-23代表から離れざるを得ず、ロンドン五輪ではバックアップメンバーとして参加した。
その後は完全復活を遂げ、再びFC東京の中盤に君臨。2015年には約5年ぶりに日本代表へ招集された。しかし、2016年に今度は右膝前十字靭帯断裂および内側側副靭帯損傷という大怪我で、またしても戦線離脱となった。3度の大怪我を乗り越えた米本は、2019年に名古屋グランパスに移籍。新天地でも中盤に君臨し、2021シーズンにはクラブ史上初のYBCルヴァンカップ優勝に貢献した。今季、期限付き移籍での加入となった湘南ベルマーレでも、この男は得意の守備で中盤を支配するだろう。