【写真:Getty Images】
英国4協会およびアイルランドは、2030年ワールドカップ開催招致には立候補せず、ユーロ2028(欧州選手権)招致に専念することを7日に共同声明として発表した。
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「経済的影響、サッカーの政治情勢、大規模国際大会の開催経費の分析も含めた実現可能性の調査を行った結果、5協会はユーロ2028の開催のみに公式立候補を行い、2030年ワールドカップには立候補しないことに合意した」とイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド、アイルランドの各協会は発表を行っている。
カタールで開催される2022年大会、アメリカ・メキシコ・カナダの北中米3ヶ国共催で行われる2026年大会に続いて、2030年ワールドカップの開催地は2024年に決定される予定。英国およびアイルランドは共催に関心を示していた候補地のひとつだった。
欧州ではスペインとポルトガルが共催の形で2030年大会招致立候補の意思を表明している。英国およびアイルランドの撤退により、欧州の候補地はスペイン・ポルトガルに一本化されることになりそうだ。
招致を争う候補地としてスペイン・ポルトガルと並んで有力視されているのは南米共催案。1930年の第1回大会開催地であるウルグアイが100周年となる大会の開催を希望し、アルゼンチン、パラグアイ、チリなど周辺諸国との共催を検討している。他には中国なども招致への動きが報じられている。
一方でユーロは、2024年大会がドイツで開催予定。2028年大会の招致には他にも複数の国が関心を示しているが、英国メディアではロシアやトルコなどを抑えて英国およびアイルランドが最有力候補になるという見方も伝えられている。
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