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南野拓実は「最後まで端役にしかなれない」と現地紙。2得点関与も厳しい現実

text by 編集部 photo by Getty Images

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南野拓実
【写真:Getty Images】



 リバプールの日本代表MF南野拓実は、現地時間6日に行われたFAカップ4回戦のカーディフ・シティ戦で1得点を記録して勝利に貢献した。だが現地メディアでは、十分なアピールに成功したとは言い難いという評価が下されている。

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 右WGで先発した南野は、0-0で迎えた後半立ち上がりにファウルを受けてリバプールの先制ゴールに繋がるFKを獲得。さらに68分にはゴール中央に折り返されたボールにダイレクトで合わせて追加点を奪い、その直後に交代でベンチに下がった。

 2得点に絡む形となったが、現地紙『リバプール・エコー』では南野に対して10点満点で「6」と平凡な評価。「前半は右サイドでなかなかインパクトを残せず。より中央でプレーするようになった後半は少なくとももう少し絡むようになり、交代前のラストプレーでゴールを決めた」と寸評を添えている。

 さらに同紙は、試合に対する分析記事で「南野はチャンスを逃した」と指摘。「ゴールは決めたが全体的な貢献は物足りなかった」として、否定的な評価を下している。

 カーディフ戦でのパフォーマンスについては「右サイドで効果的なプレーができず、下がりすぎたり中央に流れたりしすぎで、試合に絡んだり絡まなかったり。ボールを持てる機会が訪れても無駄にしていた。才能を垣間見せることもあったが、そういう場面は少なかった」と振り返っている。

 アフリカ・ネーションズカップに出場していたモハメド・サラーとサディオ・マネの不在もあり、南野にとってこの時期は大きなアピールチャンスと予想されていた。だが2人の欠場中に行われた6試合で2回の先発にとどまるなど、十分にチャンスを活かすことはできなかったとの見方だ。

 今季801分間の出場時間で7得点と一定の結果を出してはいるが、「十分ではない。リバプールにとって相変わらず未知数の存在。低価格のギャンブルだったが本格的に元が取れてはいない」と現状を査定。新戦力の加入などで競争がさらに激化する中で、「おそらく最後まで端役にしかなれない」「インパクトを残すチャンスは減っていく」と厳しい見通しが示されている。

【了】

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