MF:仲間隼斗(背番号33)
【写真:Getty Images】
生年月日:1992年5月16日(29歳)
前所属:柏レイソル
2021リーグ戦成績:24試合2得点1アシスト
高校卒業後にプロの世界へ飛び込んだ仲間隼斗は、これまで4つのクラブでプレーしてきた。その中で、同選手が最も輝いたのはファジアーノ岡山に所属していた2019シーズンで間違いないだろう。ハイペースにゴールネットを揺らし、最終的にMFながらJ2リーグ戦40試合で15得点6アシストという成績を収めたのである。その活躍が評価され、後の柏レイソル移籍へと繋がることになった。
仲間のストロングポイントと言えばドリブルだ。ボールを受けてから加速するまでが早く、細かなステップ、そして身体を巧みに使うができるため簡単にロストすることが少ない。左サイドからのカットインも大きな武器となっている。また、忘れてはならないのが守備面での貢献。豊富な運動量の持ち主で、試合終盤でもハードワーク、そしてプレスバックを怠ることがまずない。その姿勢は、若手選手にとってのお手本となるだろう。
サイドでのプレーを基本としているが、昨シーズンの柏ではボランチとしても存在感を示した。そのため鹿島でも両ポジションでの起用が考えられるだろう。いずれにしてもライバルは強力で、スタメンの座を奪うには猛烈なアピールが必要となるはずだが、新戦力としてサポーターの期待に応えることはできるだろうか。
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