DF:キム・ミンテ(背番号20)
【写真:Getty Images】
生年月日:1993年11月26日(28歳)
前所属:北海道コンサドーレ札幌
2021リーグ戦成績:9試合0得点0アシスト(北海道コンサドーレ札幌)
2021リーグ戦成績:12試合1得点0アシスト(名古屋グランパス)
韓国出身だが、Kリーグでプレーした経験は一度もない。光云大学校からベガルタ仙台に加入してプロデビューを果たして以降、Jリーグでのプレーを続けている。2017年から昨季途中まで在籍していた北海道コンサドーレ札幌では、公式戦137試合に出場。昨年8月から約半年間プレーした名古屋グランパスではクラブ史上初のYBCルヴァンカップ制覇に貢献するなど、実績は十分である。
目を見張るような縦パス、あるいはドリブル突破など華麗なプレーを見せるタイプではない。しかし、身長187cmという申し分ないサイズを誇っていて、そこから繰り出すパワーで相手FWを潰す能力はピカイチだ。また、見た目からは想像できないほどのスピードを持っているのも恐ろしいところ。札幌時代にはその武器を活かしてカウンターの芽を摘むなど、攻撃的なミシャサッカーを支えていた。
鹿島は今冬、二人の主力センターバックを失った。犬飼智也が浦和レッズ、町田浩樹がベルギーのユニオン・サン=ジロワーズにそれぞれ旅立っている。それに対し不安を抱いているサポーターは決して少なくないはずだが、キム・ミンテにはその不安を吹き飛ばすほどの活躍が求められる。新シーズンは関口郁万とコンビを組むことが濃厚だが、強固な最終ラインを築けるか。