明治安田生命Jリーグの各クラブは、2022シーズンの開幕に向けて準備を進めている。昨季のリーグ戦で4位に終わった鹿島アントラーズは、期限付き移籍からの復帰も含めて11人の新戦力を迎えた。フットボールチャンネルでは、その新戦力たちの中から新天地での活躍が期待される5人を紹介する。
FW:鈴木優磨(背番号40)
【写真:Getty Images】
生年月日:1996年4月26日(25歳)
前所属:シント=トロイデン(ベルギー)
21/22リーグ戦成績:11試合2得点2アシスト
2015年に鹿島アントラーズのトップチーム昇格を果たした鈴木優磨は、同クラブで日本屈指のストライカーへと成長を果たした。2019年には活躍の場をベルギーのシント=トロイデンに移しており、2020/21シーズンにはリーグ戦だけで17得点を奪うなど大活躍をみせている。そのパフォーマンスから一時はイタリアやイングランドへのステップアップが噂されたが、新シーズンより鹿島に戻ってくることになった。
鈴木の特長と言えばフィジカル能力の高さだ。身長182cmの体格から繰り出されるパワーは非凡で、この点に関しては日本人ストライカーとしてはトップレベルにあると言っていいだろう。また、ベルギーではボックス内でのポジショニングや動き出しなどが向上。点取り屋として、より怖い存在になっている。さらに忘れてはならないのがメンタルの強さ。常にゴールに対し貪欲で負けん気が強いなど日本人とは思えぬほど野性的であり、それこそが相手DFにとっての脅威となっている。
愛する鹿島に帰ってきた鈴木は、クラブ公式サイトを通じ「自分はアントラーズに関わるすべての人たちを笑顔にするため、このクラブを優勝させるために帰ってきました」とコメント。その言葉通り、鹿島を再び頂点へと導けるか。元日本代表でクラブのレジェンドでもある小笠原満男が現役時代につけていた「40番」を新たに背負うFWの冒険に注目だ。