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横浜F・マリノス加入のDFエドゥアルド「自分の名前をクラブの歴史に残したい」。電撃移籍の決め手語る

text by 編集部 photo by Yokohama F.Marinos

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エドゥアルド
【写真提供:横浜F・マリノス】



 横浜F・マリノスへの加入が2日に発表されたDFエドゥアルドがチームに合流し、4日に新天地で初めてのオンライン取材に応じた。

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 昨季までサガン鳥栖でプレーしていた同選手は、今年で来日10年目。ガイナーレ鳥取や栃木SC、柏レイソル、川崎フロンターレ、松本山雅FC、そして鳥栖と多くのJリーグクラブを渡り歩いてマリノスへやってきた。

 鳥栖ではキャプテンの重責も担うチームリーダーの1人だったこともあり「急なオファーだったので、正直悩みました」とエドゥアルドは語る。しかし「偉大な伝統あるクラブで、魅力的なサッカーをしていたから」とマリノス移籍の道を選んだ。

「このクラブでいつかプレーしたいなという気持ちはすごくありましたし、魅力的なサッカーをしている偉大なクラブに来られたことをすごく嬉しく思っています。新たなチャレンジではありますが、このクラブにはタイトルが必要だと思うので、みんなで力を合わせて、ファン・サポーターのためにタイトルを勝ち取っていきたいと思っています」

 鳥栖は昨季、マリノスにホームでもアウェイでも敗れた。その中でエドゥアルドはマリノスのプレー強度の高さに感銘を受けたという。「自分たちはインテンシティの高いサッカーをしていたと思いますが、マリノスにはその強度を上回るものがありました」と語る28歳は、「個人的にマリノスの試合は見ていた」中でもインテンシティの高さに魅力を感じていた。

 マリノスのセンターバックには高いディフェンスラインの背後を広範囲にカバーする能力も求められ、鳥栖時代とは異なるスタイルや彼自身が感じていた高い強度に順応していかなければならない。それでも28歳の左利きセンターバックは「自信はもちろんあります」と語る。

「マリノスの戦術、やり方はすごく好きなスタイルですし、僕に合うスタイルだと思います。鳥栖では3バックをやっていて、左右を広くカバーしてきたので、予測にも自信がある。問題なくやっていけると思います」

 昨季まで守備の柱だったブラジル人DFチアゴ・マルチンスの海外移籍が濃厚になり、エドゥアルドには新たなディフェンスリーダーとしての活躍が期待される。「チアゴはこのクラブに名を残したと思います。ただ、次は僕の番です。チャンスをいただいたからには、僕のスタイルをみんなに見せていきたいと思いますし、僕が自分の名前をこのクラブの歴史に残していきたいなと思っています」とモチベーションは非常に高い。

「僕は鳥栖で好調でしたし、キャプテンも任されていたので、リーダーシップのところで選手としても伸びた2シーズンだったと思います。これまでやってきたことをマリノスで見せていけたらと思っています」

 昨季はJ1リーグ戦で自己最多の36試合に出場し、3得点3アシストと攻撃力の高さも示した。そして、ブラジル人ながらJリーグクラブでキャプテンを任されるほどのリーダーシップにも、期待は高まる。背番号5の練習着の準備が間に合わないほど電撃的な移籍だったが、エドゥアルドは新天地マリノスでも輝けるだろうか。

「すごく大事なシーズンになりますし、クラブ、ファン・サポーターの方々はタイトルを欲していると思うので、みんなで頑張ってタイトルを勝ち取っていけたら」と意気込む28歳は、約2週間後に迫るJリーグ開幕に向けて急ピッチで戦術理解と連係構築に取り組んでいく。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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