右WG:伊東純也(ヘンク/ベルギー)
【写真:Getty Images】
生年月日:1993年3月9日
日本代表通算成績:30試合8得点
今の日本代表の攻撃陣で最も活躍しているのは、間違いなく伊東純也だ。累積警告により欠場となったサウジアラビア代表戦を除き、アジア最終予選全試合に出場。5試合2得点1アシストを記録し、ほとんどの得点に関与している。
2021年9月に行われた中国代表戦では、大迫の先制点をアシスト。同年11月に行われたベトナム代表、オマーン代表とのアウェイ2連戦では、2得点をマークした。伊東の活躍により連勝した日本代表は、グループBの2位に浮上している。
圧倒的なスピードを活かしたドリブルや裏への抜け出しで突破口を開く伊東は、正確なクロスやシュートで結果を残す。今や日本代表最大の武器となっているこのWGは、中国代表戦でもゴール。3試合連続得点を決め、日本代表を勝利に導いた。今ノリに乗っているこの男は、サウジアラビア代表戦で4試合連続ゴールを狙う。
左WG:南野拓実(リバプール/イングランド)
【写真:Getty Images】
生年月日:1995年1月16日
日本代表通算成績:36試合16得点
リバプールに所属する南野拓実は、今季公式戦13試合に出場。6得点1アシストを記録している。カラバオカップ準々決勝のレスター戦では、劇的な同点ゴールをマーク。さらに、1月16日に行われたブレントフォード戦ではバースデーゴールと、少ない出場時間で結果を残している。
卓越したテクニックを持つ南野は、ゴール前の密集した場面でも巧みに相手をかわすことが出来る。自身でシュートに持ち込むことも、味方のお膳立てをすることもできるこの男は、FIFAワールドカップカタール2022・アジア2次予選で7試合連続ゴールを記録している。
しかし、アジア最終予選では未だゴールがない。先月27日に行われた中国代表戦では左サイドで起用されたが、終始“やりづらさ”を感じさせ、何もできぬまま85分にピッチを後にしている。森保一監督はメンバー固定の意志が強いため、サウジアラビア代表戦でも南野が左WG起用される可能性は非常に高いが、果たして爪痕を残せるか。日本代表の10番は正念場を迎えている。
CF:大迫勇也(ヴィッセル神戸)
【写真:Getty Images】
生年月日:1990年5月18日
日本代表通算成績:56試合25得点
ブンデスリーガで屈強なDFを相手にプレーしてきた大迫勇也は、昨年8月にヴィッセル神戸へ移籍し、7年ぶりにJリーグへと戻ってきた。強靭な相手にも屈せず、安定したポストプレーや巧みなシュートで攻撃を牽引する大迫は、日本代表不動のエースとして君臨している。
得点だけでなく、試合の組み立てへの関与やチャンスメイクもできる大迫は、日本代表に幅広い攻撃パターンをもたらす。同ポジションにはセルティックで活躍する古橋亨梧など、若い選手が所属クラブで頭角を現しているが、この男はアジア最終予選全試合に先発出場。日本代表の勝利に貢献している。
27日に行われた中国代表戦で先制点を決めた大迫は、昨年9月に行われた中国代表戦以来、5試合ぶりとなるゴールで勝利に貢献した。日本のエースはここから調子を上げ、サウジアラビア代表との大一番でもゴールを決められるだろうか。