伝説のハットトリック！1年間で40ゴールを決めたパナマ代表FW

FW：バルデス
生年月日：1967年3月12日
リーグ通算成績：31試合21得点
主な獲得タイトル：JFL（1997）

　Jリーグで活躍した時期は短いが、デリー・バルデスもレジェンドの一人として多くのファンの記憶に残っているだろう。

　1993年に来日して東芝でプレーしたパナマ代表のバルデスは、セレッソ大阪、鳥栖に所属したあと、1997年に当時JFLだったコンサドーレに加入した。その1年目で40ゴールを決めて得点王になると、コンサドーレのJ初年度にあたる1998年に31試合で21ゴールを決めている。

　バルデスで最も有名なのが、1997年5月の川崎フロンターレ戦だ。コンサドーレは1点ビハインドで迎えた89分にフロンターレにゴールを許して万事休すとなるが、直後にバルデスのゴールで1点差に。アディショナルタイムのCKでバルデスが同点弾を決めて、試合は延長戦に突入した。この延長戦でもバルデスがゴールを奪い、Vゴールで決着。奇跡の逆転勝利として多くのファンのとって忘れられない試合となっている。