気になる2列目の人選は…
中盤底には田中碧と守田英正を置きたい。これまでほぼ無休で働き続けてきた遠藤航には、サウジアラビア代表との一戦でフル稼働してほしいところだ。
そしてトップ下にはマジョルカに所属する久保建英を推す。ボールを持った際のアイデアや創造性は流石で、サイドよりも中央の方がより多くの選択肢を持ちながらプレーできるはず。ゴールやアシストに期待したいところだ。
右サイドハーフにはPSVで居場所を築きつつある堂安律を推薦する。その力強さとゴールに向かう積極性は必ずや中国代表の脅威になるはず。昨夏の東京五輪(東京オリンピック)でも証明された通り久保との相性も良いので、今回の試合でもそうしたところで日本の攻撃を活性化させてほしいところだ。
左サイドは日本代表の課題の一つとなっている。これまで南野拓実の起用がほとんどだったが、うまくハマっているとは言い難い。また今シリーズでは日本屈指のドリブラーである三笘薫も不在と、悩ましい人選になっている。
そこで、伊東純也を左に回すというのはどうだろうか。ご存知の通り日本代表では右が主戦場だが、所属するヘンクでは過去に左で使われ続けていた時期もあり、ベルギーメディアからも高い評価を得ていた。また昨年11月のベトナム代表戦では鋭いカットインから幻のゴールも生んでいるなど、問題となっている左サイドで試せば面白そうな人材であることは間違いない。
そしてワントップには南野を置く。やはり同選手のストロングポイントが表れやすいのはサイドよりも中央だろう。最前線からのインテンシティーの高い守備や、トップ下に推す久保との流動的な縦関係にも期待できる。リバプールでは良いテンポでゴールを奪っているが、日本代表では果たして。