100億円を超える移籍金(契約解除金)も珍しくなくなった今日のサッカー界で、最も高い市場価値を記録した日本人は誰なのか。今回フットボールチャンネル編集部は、データサイト『transfermarkt』が算出した最高市場価値ランキングを紹介する。※価格が並んだ場合の順位はサイトに準拠
85位:23歳でキャリアハイを記録し…
【写真:Getty Images】
DF:槙野智章(ヴィッセル神戸)
最高市場価値:200万ユーロ(約2.4億円)
更新日:2010年12月22日(当時23歳)
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サンフレッチェ広島ユース出身の槙野智章は、2006年にトップチームデビューした。2年目には3バックの一角として定位置を確保したが、シーズン後半なるとサンフレッチェは低迷。16位となり、京都サンガF.C.との入れ替え戦の末にJ2降格となった。
J2には降格したが、2008シーズン開幕前に行われたゼロックススーパーカップ(現富士ゼロックススーパーカップ)では鹿島アントラーズに勝利。史上初めて、J2クラブがこの大会を制した。J2では、累積警告により欠場となった第31節のヴァンフォーレ甲府戦を除き、全試合にフル出場。1年でのJ1復帰に大きく貢献した。
J1に復帰した2009シーズンにはDFながら8得点を記録。昇格組としては、当時の最高順位となる4位フィニッシュに貢献した。不動の存在となった槙野は、翌年のリーグ戦全試合に出場。フェアプレー賞を受賞し、自身初となるJリーグベストイレブンに選出された。その活躍が評価され、この男の市場価値はシーズン終了後に200万ユーロ(約2.4億円)を記録。自己最高額を記録すると、2011年1月に1.FCケルンへ移籍を果たした。