【写真:Getty Images】
2021アフリカ・ネーションズカップ決勝トーナメント1回戦のカメルーン代表対コモロ代表戦が現地時間24日に行われ、2-1の勝利を収めたカメルーンが準々決勝進出を果たした。敗戦に終わったとはいえ、コモロ代表の奪った1得点は大会屈指のスーパーゴールとなった。
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コモロ代表はネーションズカップ本大会初出場ながらも決勝トーナメント進出の快挙を達成。グループステージ最終節ではガーナ代表を破る大金星を挙げて突破を決めたが、開催国カメルーンに挑むラウンド16を前に絶体絶命のピンチを迎えていた。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により多くの選手が離脱し、特にGK陣が全員出場不可能に。直前に陰性判定を受けたGKもレギュレーションにより出場が認められず、本来左SBであるフィールドプレーヤーの選手を急造GKとして試合に臨んだ。
しかも開始からわずか7分、危険なプレーで退場者を出したコモロは10人での戦いを強いられることになってしまう。粘り強く戦いながらも2点を奪われ、敗退は濃厚となったが、81分には強烈な一矢を報いることに成功した。
敵陣内やや左寄りの位置でのFKからFWユスフ・ムチャンガマが放ったシュートは、約30メートルの完璧な弾道を描いてゴール左上隅を撃ち抜く。それ以上の追い上げはならなかったが、記録的大敗を喫してもおかしくなかった試合にわずか1点差という大健闘を残してコモロは大会を去ることになった。