74位:元代表監督を追って海外移籍を果たした男
【写真:Getty Images】
MF:中田浩二(マルセイユ)
最高市場価値:210万ユーロ(約2.5億円)
更新日:2005年6月14日(当時25歳)
中田浩二は1998年に小笠原満男や本山雅志、曽ヶ端準らと共に鹿島アントラーズに加入している。加入初年度からJリーグ制覇を経験すると、背番号を5へと変更した2000シーズンはレギュラーに定着。1stステージこそ8位と苦しんだが、怒涛の巻き返しで2ndステージを制した。その後行われた横浜F・マリノスとのチャンピオンシップに勝利し、Jリーグ発足以来初となるJリーグ、ナビスコカップ、天皇杯の三冠を達成した。
また、2000年に日本代表デビューを飾ると、フィリップ・トルシエ監督のお気に入りの選手の1人となった。00年夏に行われたシドニーオリンピックでは1試合を除く3試合、01年夏に行われたコンフェデレーションズカップと02年夏に行われた日韓ワールドカップではそれぞれ全試合に出場している。
2003シーズン途中に左膝の前十字靭帯断裂の大怪我を負うが、翌04年5月に復帰。そしてシーズン終了後の05年1月にトルシエが当時率いていたマルセイユの練習へと参加する。鹿島との契約延長を拒否し、そのままフリーでマルセイユに加入した。本職ではないが、左SBで出場機会を得ることに成功し、市場価値は05年6月14日に自身最高額となる210万ユーロ(約2.5億円)まで上昇した。