若きチームの心臓
【写真:Getty Images】
MF:セスク・ファブレガス(元スペイン代表)
生年月日:1987年5月4日
在籍期間:2004年7月~2011年8月
通算成績 :304試合57得点96アシスト
主な獲得タイトル:FAカップ(1回)、コミュニティ・シールド(2回)
バルセロナのカンテラ(下部組織)出身のセスク・ファブレガスは、2003年3月に行われたFIFA U-17ワールドカップで5得点を記録。同大会の得点王に輝くと、準優勝ながら大会MVPに選出された。そして同年9月、欧州にその名を轟かせたセスクはアーセナルへやってきた。
セスクはアーセナルユースに加入した翌月にトップチームデビュー。2003年10月に行われたリーグカップ3回戦、ロザラム・ユナイテッド戦でクラブ最年少デビューを飾った。さらに、ラウンド16のウルブズ戦では初ゴールをマーク。16歳6ヵ月28日でゴールを決め、クラブ最年少得点者となった。
加入後すぐに自らの実力を証明すると、04/05シーズン開幕戦ではスタメンに抜擢された。鋭い戦術眼を持ち、卓越したパススキルで試合をコントロールするセスクは、瞬く間に不動の存在となった。10代の頃からずば抜けた才能を見せ、21歳にしてキャプテンを任されたこの男は、在籍7年間で公式戦304試合に出場。多くのタイトルを獲得することは出来なかったが、若くしてチームの心臓となったセスク・ファブレガスの名は、間違いなくクラブの歴史に刻まれている。