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史上最高額の日本人は誰だ? サッカー選手歴代市場価値ランキング56~60位。元Jリーグ得点王にGKで初めて欧州移籍を果たした名手とは?

text by 編集部 photo by Getty Images

56位:2017年のJリーグMVP

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【写真:Getty Images】


FW:小林悠(川崎フロンターレ)
最高市場価値:270万ユーロ(約3.2億円)
更新日:2019年1月5日(当時31歳)

 拓殖大学在学中の2008年7月に特別指定選手として水戸ホーリーホックに所属した小林悠は同シーズンにJ2で5試合に出場した。大学卒業後の2010年に川崎フロンターレへと加入すると、エースナンバーの11に変更した2年目の2011シーズンにJ1で12ゴールを決め、一躍注目を集めた。

 一方で負傷離脱が多く、2013シーズンは半月板の損傷、2015シーズンは2度目の半月板損傷やハムストリングの負傷により長期離脱を余儀なくされている。また、2013シーズンより大久保嘉人がチームに加入してからは本職ではない右WGでの起用が増えたことでゴール数自体は減少した。

 怪我に苦しんだ2015シーズンを乗り越えて迎えた2016シーズンは、2ndステージ第1節からクラブ新記録となる6試合連続でゴールを記録。Jリーグの連続得点記録の更新とはならなかったが、1stステージと2ndステージ合わせて15ゴールを決めた。

そして2017シーズンになると3季連続でJ1得点王に輝いていた大久保がFC東京へと移籍したことで小林がストライカーのポジションで起用される機会が増えた。こうした背景もあり得点を量産。最終節大宮アルディージャ線でハットトリックを達成し、川崎Fにとって悲願だったJ1初優勝のタイトルをもたらした。J1の年間最優秀選手賞も受賞し、続く2018シーズンも活躍したことから市場価値は19年1月に自己最高額を更新。270万ユーロ(約3.2億円)と評価された。

【了】

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