58位:プレミアリーグのピッチに初めて立った日本人
【写真:Getty Images】
MF:稲本潤一(フランクフルト)
最高市場価値:250万ユーロ(約3億円)
更新日:2008年6月4日(当時28歳)
ガンバ大阪のジュニアユース出身の稲本潤一は、1997シーズンにトップチームに昇格。開幕戦からスタメンに抜擢され、当時のJリーグ最年少出場記録、最年少得点記録を立て続けに更新した。U-20日本代表として出場したFIFAワールドユース選手権1999(現・FIFA U-20ワールドカップ)の準優勝メンバーの一員となり、翌2000年2月にはA代表デビューを飾った。
20歳の若さで日本代表のレギュラーに定着した稲本は、01年夏にアーセナルへと期限付き移籍を果たした。アーセナルでは公式戦4試合の出場に留まったが、2002/03シーズンにプレーしたフラムではプレミアリーグで日本人初ゴールを決めるなどの活躍を披露。その後はウェスト・ブロムやカーディフ、ガラタサライと欧州のクラブを渡り歩いた。
日本代表としてはフィリップ・トルシエ、ジーコ両監督の下で主力に定着し、日韓ワールドカップ、ドイツワールドカップの代表メンバーに選出。日韓ワールドカップは4試合、ドイツワールドカップでは2試合に出場した。07年夏に加入したフランクフルトでは1年目からレギュラーに定着し、ブンデスリーガで24試合に出場。2007/08シーズン終了後には市場価値が自己最高額となる250万ユーロ(約3億円)まで上昇した。