国際サッカー連盟（FIFA）は17日、アルゼンチン代表MFエリク・ラメラによるゴールを2021年「FIFAプスカシュ賞」に選出したことを発表した。まさに受賞にふさわしい驚異のスーパーゴールだった。

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　FIFAプスカシュ賞は、1年間を通して世界のサッカー界で記録されたゴールの中から最も素晴らしいと評価されたゴールに贈られる。過去にはリオネル・メッシやネイマール、モハメド・サラー、ズラタン・イブラヒモビッチなど豪華な顔ぶれがこの賞を受賞している。

　今年のベストゴールに選ばれたのは、ラメラが昨季所属していたトッテナムで記録したゴール。昨年3月14日のプレミアリーグ第28節、宿敵アーセナルとのノースロンドンダービーで決めた一撃だった。

　どれほど凄いゴールであったかは、実際に見てみれば一目瞭然。蹴り足を軸足の後ろから振ってボールにヒットさせる、“ラボーナ”と呼ばれるキックによる得点だ。

　エリア内で横パスを受けたラメラの前にはアーセナル守備陣3人が集まっており、シュートコースは空いていない状況。だがそこから咄嗟の判断でラボーナという難易度の高いキックを選択しただけではなく、相手DFの股間を抜き、素早く反応したGKも届かない完璧なコースへボールを送り込んでしまった。