【写真:Getty Images】
J1のセレッソ大阪は18日、同クラブに所属するDF瀬古歩夢がスイス1部のグラスホッパー・クラブ・チューリッヒ(グラスホッパーズ)へ完全移籍することがクラブ間で基本合意に達したと発表した。今後現地でのメディカルチェックなどを経て正式契約が結ばれる予定となる。グラスホッパーズ側の発表によれば2025年までの3年半契約になるとのことだ。
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「チームが始動し僕自身は今年もセレッソでプレーするという気持ちでしたが、海外からオファーをいただき、とても悩んだのですが海外移籍は小さい時からの夢だったので決断しました。クラブからは引き留めてもらいましたが、最終的には僕の挑戦したい、という夢を尊重してくれました」と瀬古はクラブを通して移籍の報告を行った。
「アカデミーから11年間サッカー選手としても、人としても凄く大きな成長をさせてもらいました。今まで出会った監督、チームメイト、スタッフの皆さんにも、とても感謝しています。このセレッソ大阪というクラブの名に恥じないような活躍をしてきます」と感謝の思いと意気込みを表している。
現在21歳の瀬古はC大阪下部組織から、2017年にクラブ最年少の16歳11ヶ月でトップチームデビュー。正式にプロ契約を交わしたあとレギュラーに定着し、昨季はJ1で27試合、公式戦38試合に出場していた。2020シーズンにはルヴァンカップニューヒーロー賞とJリーグベストヤングプレーヤー賞のダブル受賞も果たした。
各年代の日本代表でもプレーし、昨年夏には東京五輪(東京オリンピック)でもU-24日本代表にメンバー入り。昨年12月にはA代表への初招集も受けたが、キリンチャレンジカップ2022のウズベキスタン戦は中止となり、代わりに開催されるトレーニングキャンプにも体調不良のため不参加となっている。
スイスリーグで現在10チーム中6位に位置するグラスホッパーズには、元サンフレッチェ広島のMF川辺駿も所属。川辺はイングランドのウルヴァーハンプトンと3年半契約を交わしたことが先日発表されたが、今季中はレンタルの形でグラスホッパーズに残留することが見込まれている。
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