バルサスタイルの伝道師
【写真:Getty Images】
MF:シャビ・エルナンデス(元スペイン代表)
生年月日:1980年1月25日
在籍期間:1998年7月~2015年6月
通算成績 :767試合85得点185アシスト
主な獲得タイトル:ラ・リーガ(8回)、UEFAチャンピオンズリーグ(4回)、コパ・デル・レイ(3回)、スーペルコパ(6回)、UEFAスーパーカップ(2回)、FIFAクラブワールドカップ(2回)
現在、バルセロナでトップチームの監督を務めるシャビは選手としてバルセロナに数々のタイトルをもたらしている。11歳でカンテラに入団して以降、15年夏にカタールのアル・サッドへ移籍するまでバルセロナ一筋でプレー。通算767試合出場はリオネル・メッシに次ぐクラブ歴代2位の記録であり、25ものタイトルを獲得した。
1998/99シーズンにトップチームデビューを飾ると、後にトップチームへと昇格することとなるアンドレス・イニエスタやセルヒオ・ブスケツらと中盤で抜群のコンビネーションを発揮した。2008/09シーズンからはかつてのチームメイトでもあるジョゼップ・グアルディオラが監督に就任するとシャビの役割はさらに重要となり、ペップ就任1年目のラ・リーガ、コパ・デル・レイ、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の三冠達成に大きく貢献している。
カルレス・プジョルがバルセロナを退団した2014/15シーズンは主将に就任した。セビージャより加入したイバン・ラキティッチの台頭もあり、同シーズンは控えに回ることも増えたが2008/09シーズンに次いで自身2度目の三冠達成に貢献した。そして同シーズン限りでバルセロナを離れ、アル・サッドへと移籍。2018/19シーズン限りで現役を引退すると同時に同クラブで監督キャリアをスタートさせた。そして20年11月に古巣バルセロナの監督に就任。リオネル・メッシが退団したこともあり、様々な課題を抱えている名門を今度は監督として再建することができるだろうか。