魅力あふれるファンタジスタ
【写真:Getty Images】
FW:ロナウジーニョ(元ブラジル代表)
生年月日:1980年3月21日
在籍期間:2003年7月~2008年7月
通算成績 :207試合94得点71アシスト
主な獲得タイトル:ラ・リーガ(2回)、UEFAチャンピオンズリーグ(1回)、スーペルコパ(2回)
在籍年数はわずか5年とリオネル・メッシやシャビ・エルナンデスらと比較するとバルセロナでプレーした期間は短いが、ロナウジーニョはスペインの地で絶大なインパクトを残した。
2003/04シーズンにパリ・サンジェルマン(PSG)からバルセロナに加入したロナウジーニョは、加入初年度から背番号10に相応しい活躍を披露。タイトル獲得とはならなかったが、チーム1位となる公式戦22ゴールを決めた。翌2004/05シーズンはラ・リーガを制し、加入後初のタイトルを獲得した。2005/06シーズンはラ・リーガとUEFAチャンピオンズリーグの二冠達成に大きく貢献している。また、バルセロナで数多くタイトルを獲得したこともあり、バロンドール(2005)やFIFA年間最優秀選手賞(2004、2005)、UEFA年間最優秀選手賞(2005/06)など様々な個人タイトルを受賞した。
この頃がロナウジーニョの全盛期とされており、世界最高峰のスキルを活かした創造性の高いドリブルを止めることは困難だった。その一方で素行面は度々問題視されており、2008/09シーズンよりバルセロナの監督となったジョゼップ・グアルディオラは就任会見でロナウジーニョの構想外を明言した。グアルディオラに構想外を言い渡されることでロナウジーニョのバルセロナでのキャリアは終わることとなったのだが、在籍した5年間で異彩を放った華麗なスキルや数々のゴラッソは今でもサポーターの心に残っている。