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リバプール史上最強! 伝説の英雄5人。ジェラード、キャラガー…クラブに名を刻んだ男たち

シリーズ:伝説の英雄5人 text by 編集部 photo by Getty Images

世界を魅了したワンダーボーイ

0116-オーウェン
【写真:Getty Images】



FW:マイケル・オーウェン(元イングランド代表)
生年月日:1979年12月14日
在籍期間:1997年7月~2004年8月
通算成績 :297試合158得点49アシスト
主な獲得タイトル: FAカップ(00/01、05/06)、フットボールリーグカップ(00/01、02/03、11/12)、コミュニティ・シールド(01/02、06/07)、UEFAチャンピオンズリーグ(04/05)、UEFAカップ(00/01)、UEFAスーパーカップ(01/02、05/06)

 センセーショナルなゴールで世界中を魅了した”ワンダーボーイ”、マイケル・オーウェンも伝説の英雄と呼べる選手だろう。国内最高のアタッカーと評され、当時U-18イングランド代表監督を務めていたテッド・パウエルからは「ポール・スコールズやデイビット・ベッカムらを含む若い世代の中で最高」と断言されていた。

 96/97シーズンにトップチームデビューしたオーウェンは、デビュー戦でいきなりゴール。鮮烈なデビューを飾ると、97/98シーズンにはリーグ戦18得点を決め、わずか18歳にしてリーグ得点王に輝いている。 瞬く間にリバプールのエースになると、00/01シーズンのFAカップ決勝ではアーセナル相手に試合終盤の6分間で2得点。劇的な逆転勝利で優勝に導くと、同シーズンはFAカップ、リーグカップ、UEFAカップの3冠を達成した。その活躍が評価され、2001年にはバロンドールを受賞。世界最高のストライカーの1人となった。
 
 その後も得点を量産し続けたオーウェンは、2004年にレアル・マドリードに移籍。世界中のスター選手を擁した「銀河系軍団」と一員となった。だが、この決断がキャリアの分岐点だった。スペインに渡るとそれまでの輝かしいキャリアは失速。2005年に退団する際にはリバプール復帰を望んでいたが、古巣復帰は叶わなかった。プレミア復帰以降も厳しいキャリアとなってしまったが、このストライカーの凄まじい活躍はファンの目に焼き付いているだろう。

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