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徐々に悪化するマンチェスター・ユナイテッドの試合内容。なぜ改善されない? 前後半で別のチームに【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 安洋一郎 photo by Getty Images

プレミアリーグ第22節アストン・ビラ対マンチェスター・ユナイテッドが現地時間15日に行われ、2-2の引き分けとなっている。ユナイテッドは、同じ対戦となった5日前のFAカップ同様に今節も後半の主導権を握られ続けた。一体なぜ?(文:安洋一郎)


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【写真:Getty Images】

「正直、負けたような気分だ」

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 マンチェスター・ユナイテッドのラルフ・ラングニック暫定監督は英『Sky Sports』が行った試合後のインタビューでこのようなコメントを残している。

 この発言通り、ラングニック暫定監督がガッカリしているのも納得できる試合展開だった。

 6分という早い時間にブルーノ・フェルナンデスのシュートをアストン・ビラの守護神エミリアーノ・マルティネスがファンブルし、ユナイテッドからするとラッキーな形で先制に成功した。

 幸先よく先制したユナイテッドはその後も試合を支配。5日前のFAカップとは異なり、4-5-1の守備陣形を敷き、細かいパスで繋ぎたいビラのビルドアップに対して素早い横のスライドを行うことで最終ラインから縦パスを入れさせなかった。

 中盤のスペースを5人で埋めたことでビラにボールを繋がせなかったユナイテッドはボールを圧倒的に。これはボール保持率にしっかりと表れており、一時はユナイテッドの支配率が85%、ビラの支配率が15%という時間帯もあった。

 しかし、ゲームを支配できていたのは前半の中盤あたりまでだった。

 前半の30分以降はビラにも多くのチャンスを作られると、後半は逆に65%もボールを握られて圧倒されてしまった。

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