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南野拓実に「クロップ体制最悪の契約」と非難轟々。アーセナル戦で戦犯扱いの理由とは?【コラム】

text by 舩木渉 photo by Getty Images

日本代表合流までに信頼を取り戻せるか?

南野拓実
【写真:Getty Images】



 南野もまもなく日本代表の活動に参加するためにリバプールを離れなければならないかもしれない。1月24日からカタールワールドカップのアジア最終予選に向けた日本代表合宿が始まり、27日に中国代表戦、2月1日にサウジアラビア代表戦と極めて重要な2試合に挑む。

 サラーやマネが不在の間にユルゲン・クロップ監督やファン・サポーターに自らの重要性をアピールしようとも、残された機会は少ない。仮に日本代表招集が決まった場合、今月リバプールの一員として出られる試合は16日に行われるプレミアリーグのブレントフォード戦、20日に組まれているカラバオ・カップ準決勝第2戦のアーセナル戦、そして23日のクリスタル・パレス戦の3つしかない。

 日本代表からリバプールへ戻る頃にはサラーやマネも再合流しているはずで、また自らをアピールするチャンスは減少するだろう。ベンチから出番を待ち続ける日々に戻ってしまえば、そこから抜け出すのは簡単ではない。

 だからこそ2人のアフリカ人アタッカーが不在の間に好成績を残し、頼られる価値があることを証明しなければならなかった。今のところ「マイナス」評価だろうが、これを「プラス」に転ずるには、残されたわずかな時間の中で結果を残すしかない。

 代表合流前に残された3試合でクロップ監督の信頼に応え、南野にはリバプールでさらに輝くきっかけをつかんでもらいたい。彼の成長はワールドカップに向けて戦う日本代表にとっても極めて重要だ。

(文:舩木渉)

【了】

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