日本代表期待の星
【写真:Getty Images】
MF:松木玖生(U-22日本代表/FC東京)
生年月日:2003年4月30日(18歳)
昨季リーグ戦成績:-
市場価値:-
高校ナンバーワンMFと評されているのがこの男だ。北海道出身だが、中学生になると親元を離れて強豪・青森山田中学校のサッカー部に入部。努力を重ねながらメキメキ成長すると、青森山田高校進学後には1年次からレギュラーを張り、全国高校サッカー選手権でも活躍するなど早くから注目を浴びた。そして、先日まで行われていた第100回全国高校サッカー選手権には主将として出場。準決勝、決勝と2試合連続でゴールを決めるなど計4得点を叩き出し、見事母校の優勝に大きく貢献した。
年代別日本代表の選出経験も豊富であり、昨年5月には飛び級でU-20日本代表候補メンバーに名を連ねた。また、同10月にはAFC U-23アジアカップウズベキスタン2022予選に臨むU-22日本代表メンバーに追加招集という形で入り、U-22カンボジア代表戦で得点を決めるなど、本大会出場に大きく貢献。2年後行われるパリ五輪(パリオリンピック)への出場も、十分視界にとらえていると言えるだろう。
パスやドリブルといった技術面がズバ抜けて高いのはもちろん、身長178cmの体格を誇るなどフィジカル能力も非凡でスタミナにも優れる。さらにはストライカー顔負けの得点力も備えているなど、中盤の選手として“できること”が非常に多いというのが大きな魅力だ。また、物怖じしない性格の持ち主と、メンタルもかなり強靭。2022シーズンよりFC東京に加入することが決まっているが、果たしてプロの世界でも存在感を示すことができるか注目だ。