100億円を超える移籍金(契約解除金)も珍しくなくなった今日のサッカー界で、最も高い市場価値を記録した日本人は誰なのか。今回フットボールチャンネル編集部は、データサイト『transfermarkt』が算出した最高市場価値ランキングを紹介する。※市場価値は1月4日時点。所属クラブは当時、価格が並んだ場合の順位はサイトに準拠
40位:違約金72億円の男
【写真:Getty Images】
FW:田中順也(スポルティング)
最高市場価値:350万ユーロ(約4.2億円)
更新日:2015年7月11日(当時27歳)
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順天堂大学在学中の2009年7月に特別指定選手として柏レイソルに登録された田中順也は、翌2010年に正式に柏に加入している。柏がJ1へと昇格した2011シーズンに不動のレギュラーに定着すると、J1でキャリアハイとなる13ゴールを記録。Jリーグ史上初となる昇格初年度でのJ1優勝に大きく貢献した。
2012年には日本代表デビューを果たし、2013シーズンも自身二度目となるJ1での二桁ゴールを達成するなど着実に評価を高めた。すると、2014年6月29日にポルトガル屈指の強豪スポルティングへと完全移籍を果たすこととなった。ポルトガルのクラブは加入した際に違約金を高く設定する傾向があり、田中にも6000万ユーロ(約72億円)の違約金が設定された。
加入当初こそ出場機会を確保することに苦労したが、第16節ブラガ戦の後半アディショナルタイムに決勝点となるFKを決めて以降、多くの試合で起用された。最終的に1年目は公式戦28試合で7得点6アシストと結果を残し、2014/15シーズン終了後には市場価値が自身最高額となる350万ユーロ(約4.2億円)まで上昇した。