32位:J1最年少デビューを飾った元怪物
【写真:Getty Images】
FW:森本貴幸(カターニア)
最高市場価値:400万ユーロ(約4.8億円)
更新日:2010年1月27日(当時21歳)
2004年に15歳でJ1最年少デビューを飾った森本貴幸は、同シーズンにJリーグ最優秀新人賞を受賞した。怪物と呼ばれ、将来を大きく期待された森本は、その後2006年にセリエAのカターニアに1年間のローンで加入。プロデビューからわずか2年で欧州移籍を果たした。
カターニア加入後、しばらくはユースチームでのプレーとなったが、ここで森本はゴールを量産。すると、その活躍が認められ、2006年12月に行われたリーグ戦第14節のアスコリ戦で初のベンチ入りを果たした。セリエAデビュー戦となった第21節のアタランタ戦では、1点ビハインドの84分から途中出場すると、そのわずか4分後にセリエA初ゴールをマーク。デビュー戦で貴重な同点弾を決めた。
翌年6月にカターニアへ完全移籍した森本は、2008年に行われた北京オリンピックに出場。同大会はグループリーグ敗退となったが、08/09シーズンにカターニアでスタメンの座を勝ち取ったこのFWは、リーグ戦23試合で7得点をマークした。イタリアで飛躍を遂げた同選手は、翌シーズンも開幕戦から2試合連続ゴール。昨シーズンの勢いそのままに評価を高めると、2010年1月に市場価値は自己最高となる400万ユーロ(約4.8億円)を記録した。