【写真:Getty Images】
アルミニア・ビーレフェルトのMF奥川雅也は8日に行われたブンデスリーガ第18節のフライブルク戦で1ゴールを記録し、勝ち点1の獲得に大きく貢献した。現地ドイツメディアも今季の奥川の好調ぶりを称賛している。
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フライブルクに2点を先行される展開となったビーレフェルトだが、60分には奥川がエリア手前左側から豪快なミドルを突き刺して反撃開始。終盤には同点に追いつき、アウェイでの厳しい試合をドローに持ち込むことができた。
奥川はこれで年末の2試合と合わせてリーグ戦3試合連続ゴールとなり、今季6得点。独誌『キッカー』も9日付記事で奥川を特集し、各種のデータを紹介するとともに好調ぶりをたたえている。
ビーレフェルトがブンデスリーガで2点ビハインドから勝ち点を獲得したのは実に2007/08シーズン以来。現在チーム得点王の奥川は、昨季のチーム得点王だったファビアン・クロスと堂安律の得点数(5点)もすでに上回った。1部リーグでの3試合連続ゴールも、年間6得点以上を挙げた選手も、クラブのレジェンドである元ポーランド代表FWアルトゥール・ヴィフニャレク以来13年ぶりのことだ。
その奥川のプレーについて、独誌は“ファントム(幽霊)”と表現。「幽霊のように(見えなく)なることも珍しくない。ピッチ上から数分間ほとんど消えてしまったかと思えば、突然のように一撃を食らわせる」と述べている。フライブルク戦でもボールタッチ数は35回と少なかったが、枠内シュートは4本を数えた。
フランク・クラマー監督も、ここぞというタイミングで大事な場面に現れる奥川の嗅覚を高く評価しているようだ。「たとえ消えていても、次の瞬間にはそこにいてゴールを脅かす。彼は常にクレバーなやり方で相手ゴールを狙うことができる」とコメントしている。
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