キリアン・ムバッペやアーリング・ハーランドを筆頭に、世界には数々の若きスター選手が存在する。既にトップチームで頭角を現し、世界中に認知されている選手もいるが、まだまだこれから出てくる逸材も数多くいる。ここでは、今まさに頭角を現しつつある若手選手をピックアップ。今回は20歳以下の選手を対象にアルゼンチンの逸材5人を紹介する。(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。
NEXTメッシ
【写真:Getty Images】
FW:ルカ・ロメロ(U-17アルゼンチン代表/ラツィオ)
生年月日:2004年11月18日(17歳)
今季リーグ戦:1試合0得点0アシスト
市場価値:100万ユーロ(1.2億円)
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ラ・リーガに突如現れた神童、ルカ・ロメロは2015年にマジョルカの下部組織に加入した。同クラブで順調にキャリアを歩んでいたロメロは多方面から高い評価を受け、U-15アルゼンチン代表にも招集されている。同世代の中で非凡な才能を見せると、19/20シーズン第29節のビジャレアル戦で初のベンチ入り。これを機にラ・リーガデビューを騒がれ、第31節のレアル・マドリード戦でトップチームデビュー。15歳219日でのデビューを飾り、約80年ぶりにスペイン1部リーグの最年少出場記録を更新した。
19/20シーズンに大記録を打ち立て、20/21シーズンにはスペイン2部リーグで6試合に出場したロメロは、2021年に新天地への移籍を決断。マウリツィオ・サッリ新監督を迎えたラツィオに加入した。小柄ながらボディバランスやボールタッチに長け、細かいタッチのドリブルで次々に相手DFを抜き去る。密集した局面を打開し、フィニッシュまで1人で持ち込めるこのレフティーのプレーは、まるでリオネル・メッシの様だ。昨年8月に行われた第2節のスペツィア戦でセリエAデビューを飾ったこの神童は、イタリアでその才能を開花させることが出来るだろうか。