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浦和レッズ新外国籍選手、ダヴィド・モーベルグはどんな選手? スウェーデン、イングランドでの経歴、実績は…

text by 編集部 photo by Getty Images

ダヴィド・モーベルグ
【写真:Getty Images】



 J1の浦和レッズは、スウェーデン人MFダヴィド・モーベルグの完全移籍による加入合意を先月30日に発表した。2022シーズンの新外国籍選手となるモーベルグとはどのような選手だろうか。

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 モーベルグは1994年3月20日生まれの27歳。チェコ1部の名門クラブであるスパルタ・プラハからの完全移籍であり、過去には母国スウェーデンとチェコの他にイングランド、スコットランド、デンマークでのプレーも経験している。

 スウェーデン3部のマリースタッドでデビューを飾ったあと、2011年には国内の強豪ヨーテボリに移籍。徐々に出場機会を増やし、2012/13シーズンのスウェーデンカップ優勝にも貢献した。

 2013年夏には当時プレミアリーグのサンダーランドへ移籍し、プレシーズン大会のプレミアリーグ・アジアトロフィーではトッテナムからゴールを奪った。だが公式戦出場はリーグカップでの1試合にとどまり、プレミアリーグでプレーすることはなかった。

 2013/14シーズンの後半にはスコットランドのキルマーノックへレンタルされ、続いてデンマーク1部のノアシェランに完全移籍。2年後には一旦母国に戻ってIFKノルシェーピンでプレーしたあと、2019年1月にスパルタ・プラハへと移籍した。

 チェコでは2019/20シーズンにカップ戦優勝のタイトルを獲得したのに続いて、2020/21シーズンにはリーグ戦で二桁の10得点と活躍。2021年2月のリーグ月間最優秀選手にも選出された。ヨーロッパリーグでも全6試合出場を果たした。

 2021/22シーズン前半戦のチェコリーグでは先発7回、交代出場6回の計13試合に出場して2得点を記録。4試合に出場したチャンピオンズリーグ予選でもラピド・ウィーンとモナコからゴールを奪っていた。

 スウェーデンの年代別代表でもプレーし、U-19欧州選手権予選、U-21欧州選手権予選などの公式戦に出場。2017年1月には、国内組メンバー中心の親善試合ではあるがスウェーデンA代表デビューを飾り、スロバキア代表戦で初ゴールも記録している。

「スピードに乗ったドリブルで相手DFを翻弄する、左利きのウインガータイプのMF。アシストはもちろん、左足から繰り出される鋭いシュートやセットプレー時のフリーキックでの得点力、そしてペナルティエリア付近での高いクオリティーのプレーに期待」と浦和はモーベルグについて紹介している。欧州の舞台で磨かれた力を日本でも見せてくれるのが楽しみな選手だ。

【了】

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