9位:スクデットを獲得した最強MF
【写真:Getty Images】
MF:中田英寿(フィオレンティーナ)
最高市場価値:1000万ユーロ(約12億円)
更新日:2004年10月4日(当時27歳)
1998年にセリエAのペルージャに移籍した中田英寿は、98/99シーズン第1節のユベントス戦でいきなり2ゴール。鮮烈な活躍で一気にその名をイタリア中に轟かせた。セリエA初挑戦でいきなり二桁得点を記録した中田は、翌シーズン途中にASローマに移籍を果たした。
当時ASローマを指揮していたファビオ・カペッロ監督の強い希望により、中田は同クラブに加入した。フランチェスコ・トッティら擁するチームでは、出場機会は多くはなかったが、敗戦濃厚と思われた00/01シーズンのユベントス戦で大活躍。途中出場から1ゴール1アシストの活躍を見せ、同点に持ち込んだ。
中田の活躍もあり、ASローマは同シーズンにスクデット(セリエA優勝)を獲得。中田は日本人初のセリエA優勝メンバーとなった。その後に移籍したパルマやボローニャでも評価を高めた同選手は、2004年7月に加入したフィオレンティーナで自己最高額となる1000万ユーロ(約12億円)を記録。その2年後、中田はドイツW杯を最後に引退を決断した。