第100回全国高校サッカー選手権大会準々決勝が4日に開催され、14時10分キックオフのカードとしては静岡学園(静岡)対関東第一(東京B)、桐光学園(神奈川)対高川学園(山口)の2試合が行われた。
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高川学園は大きな話題となった円陣回転FK“トルメンタ”を再び披露し、桐光学園もロングスローからのチャンスでポストを叩くなど、両校得意とするセットプレーからゴールに迫る。だが前半はどちらも決定機を物にできず無得点で折り返した。
後半15分、高川学園が均衡を破ったゴールもやはりセットプレー。右CKからのクロスをファーポストで受けたMF西澤和哉が、3回戦の劇的決勝点に続いて2試合連続となるゴールを蹴り込む。この1点が決勝点となり、高川学園が4強へと駒を進めた。
静岡学園対関東第一も前半を両チーム無得点で終えたが、後半20分に静岡学園が先制。左サイドから大きく上げたクロスをFW持山匡佑が頭で落とし、エリア内へ走り込んだMF小泉龍之介が合わせてネットを揺らした。
だが関東第一も、今大会ここまで無失点だった静岡学園から土壇場の後半40分に同点ゴールを奪う。左サイドから折り返された低いボールにFW坂井航太が滑り込み、勝負をPK戦に持ち込んだ。
PK戦では、試合中にも当たっていた関東第一のGK笠島李月が静岡学園2人目のキックをストップ。4-3で関東第一が勝利を収めて準決勝進出を果たした。
国立競技場で行われる準決勝は8日に開催。関東第一は大津(熊本)と、高川学園は青森山田(青森)との対戦で決勝進出を争う。
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