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2021年世界ベストイレブン。21歳から36歳まで、最高峰の舞台で輝いた名手たち

シリーズ:2021年ベストイレブン text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】



トレント・アレクサンダー=アーノルド(イングランド代表)
所属クラブ:リバプール
生年月日:1998年10月7日(23歳)
リーグ戦成績:38試合4得点13アシスト
代表成績:4試合0得点3アシスト

 トレント・アレクサンダー=アーノルドは、2021年も類い稀なるキックの技術で存在感を示した。昨季はチームの最終ラインに多くの離脱者を抱えた影響からか不調に陥り、イングランド代表落選も経験した。しかし、終盤には復調し、ユーロ(欧州選手権)のメンバーにも選出された。

 太ももの負傷によりユーロ出場は断念することとなったが、今季は好調で既に8アシストをマーク。まだ前半戦を折り返した段階だが、自身3度目となる2桁アシスト目前まで迫っている。23歳とは思えないほどそのプレーは成熟しており、リバプールの次期主将に推す声も多い。

ニコロ・バレッラ(イタリア代表)
所属クラブ:インテル
生年月日:1997年2月7日(24歳)
リーグ戦成績:42試合5得点13アシスト
代表成績:17試合3得点3アシスト

 ニコロ・バレッラは2021年、将来を嘱望される若手選手からワールドクラスのMFになった。昨季はインテルをセリエA優勝へと導き、夏にはユーロ(欧州選手権)優勝の立役者となった。

 今季のUEFAチャンピオンズリーグでは報復行為により退場処分を受けたが、気性の荒さと強気なプレースタイルは表裏一体。デヤン・スタンコヴィッチを自身のロールモデルに挙げるバレッラは、確かな技術と躍動感のあるプレーでインテルとイタリア代表を牽引している。

ジョルジーニョ(イタリア代表)
所属クラブ:チェルシー
生年月日:1991年12月20日(30歳)
リーグ戦成績:34試合10得点1アシスト
代表成績:15試合0得点1アシスト

 ジョルジーニョは昨季のUEFAチャンピオンズリーグでは出場停止の1試合を除いて全試合に先発し、ユーロ(欧州選手権)でも全試合に先発。同一シーズンでクラブ・代表の両方で欧州制覇の中心となったジョルジーニョはUEFA年間最優秀選手に選ばれている。

 優れたプレービジョンとリーダーシップでチームを統率するジョルジーニョに対し、元ブラジル代表DFロベルト・カルロスは「チェルシーは彼の銅像を建てるべき」と絶賛している。昨年12月に30歳となったジョルジーニョは現代最高のレジスタと呼ぶにふさわしい。

アルフォンソ・デイヴィス(カナダ代表)
所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン
生年月日:2000年11月2日(21歳)
リーグ戦成績:33試合1得点6アシスト
代表成績:13試合5得点8アシスト

 2021年もアルフォンソ・デイヴィスは左サイドで存在感を放っていた。時速35kmを越えるスプリントと華麗なドリブルを武器に、左サイドバックに定着。19/20シーズンは欧州制覇に貢献している。

 2021年はクラブと代表でフル稼働だった。バイエルンでは公式戦47試合に出場し、カナダ代表としても13試合で5得点8アシストと大暴れ。足首を負傷したことで夏のゴールドカップは欠場したものの、各コンペティションでの活躍ぶりは凄まじかった。

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