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【写真:Getty Images】
ブルーノ・ギマランイス(ブラジル代表)
所属クラブ:リヨン
生年月日:1997年11月16日(24歳)
リーグ戦成績:34試合2得点3アシスト
五輪代表成績:6試合0得点2アシスト
『NEXTファルカン』と称される男の存在価値はどんどん上昇していると言えるだろう。2020/21シーズンでキャリアハイとなるリーグ戦3得点をマーク。2021/22シーズンは、こちらもキャリアハイとなるリーグ戦3アシストをすでに記録中だ。また、9月に行われたFIFAワールドカップカタール2022・南米予選のチリ代表戦では、ブラジル代表として初めてのスタメン出場を果たすことになった。
今年最大のハイライトは東京五輪(東京オリンピック)だ。非凡なパススキルと南米出身選手らしい激しい守備を武器に中盤で躍動し、過密な日程の中6試合で594分間プレー。最終的に2つのアシストを記録するなど、チームの金メダル獲得に大きく貢献することになった。大会後には「僕にバケーションはないよ!」と発言し、リヨンに戻ってすぐ練習に参加するなど、とにかくタフだった。
ロドリゴ・デ・パウル(アルゼンチン代表)
所属クラブ:アトレティコ・マドリード
生年月日:1994年5月24日(27歳)
リーグ戦成績:23試合6得点8アシスト(ウディネーゼ)
リーグ戦成績:17試合0得点2アシスト(アトレティコ・マドリード)
アルゼンチン代表成績:15試合2得点2アシスト
キャプテン、そして10番としてプレーしたウディネーゼでは、2021年内のリーグ戦23試合で6得点8アシストと十分すぎる成績を収めた。そして夏に移籍金3500万ユーロ(約42億円)でアトレティコ・マドリードへとステップアップすると、同じアルゼンチン人のディエゴ・シメオネ監督の元でレギュラーに定着。チャンピオンズリーグ(CL)ベスト16入りなどに貢献している。
アルゼンチン代表では今や絶対的な存在となっており、夏のコパ・アメリカ2021では6試合に出場。ブラジル代表とのファイナルではアンヘル・ディ・マリアの決勝ゴールをお膳立てするなど、母国の優勝へ高い貢献度を誇っていた。さらに、FIFAワールドカップカタール2022・南米予選では2021年内に行われた全試合でスタメン出場を達成。チームに本大会行きの切符をもたらしている。
リオネル・メッシ(アルゼンチン代表)
所属クラブ:パリ・サンジェルマン
生年月日:1987年6月24日(34歳)
リーグ戦成績:21試合23得点8アシスト(バルセロナ)
リーグ戦成績:11試合1得点5アシスト(パリ・サンジェルマン)
アルゼンチン代表成績:16試合9得点5アシスト
今年で34歳となったが、やはり『世界最高の選手』ということに変わりはなかった。バルセロナではリーグ戦30得点15アシストと圧倒的な数字を残し、ラ・リーガ史上最多となる8回目の得点王を獲得した。その後バルセロナからパリ・サンジェルマン(PSG)へ電撃移籍。リーグ・アンではやや苦戦を強いられたものの、チャンピオンズリーグ(CL)では5試合で5得点とさすがの存在感を示した。
ただ今年はなんと言ってもアルゼンチン代表での活躍だろう。コパ・アメリカ2021では主将としてチームを牽引し、4得点5アシストを記録。悲願の代表初タイトルを自らの手で手繰り寄せ、大会MVP、大会得点王、そして大会ベストイレブンに選出と個人タイトルも総なめとした。その活躍が大きく、11月には史上最多7度目となるバロンドールを獲得。サッカー界の歴史に新たな1ページを刻んだ。
ルイス・ディアス(コロンビア代表)
所属クラブ:ポルト
生年月日:1997年1月13日(24歳)
リーグ戦成績:36試合15得点6アシスト
コロンビア代表成績:15試合6得点0アシスト
リバプールやバイエルン・ミュンヘンといったビッグクラブが狙っていると噂される24歳のアタッカーだ。コロンビア代表として臨んだ夏のコパ・アメリカ2021では左サイドのファーストチョイスとしてプレー。3位決定戦、ペルー代表戦の2ゴールなど全4得点をマークしてリオネル・メッシらと共に得点王に輝き、コロンビア代表からは唯一となる大会ベストイレブンに名を連ねることになった。
2019年から在籍するポルトではこれまでリーグ戦6得点5アシストがキャリアハイとなっていたが、今季はすでに大幅更新している。ここまで2021/22シーズンのリーグ戦15試合を消化したが、直接得点に絡まなかった試合はわずか3つ。12得点4アシストという圧倒的な成績を残し、得点ランキングではダルウィン・ヌニェスに次ぐ2位につけているのだ。この調子が年明けも続くかは要注目である。