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22年冬の移籍市場で注目の10人(1)市場価値より安価での獲得が可能!?”FW王国”南米に現れた2人の新星や伸び悩む逸材も

シリーズ:移籍市場で注目の10人 text by 安洋一郎 photo by Getty Images

スイスの「パトリック・ヴィエラ」

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【写真:Getty Images】


MF:デニス・ザカリア(スイス代表/ボルシアMG)
生年月日:1996年11月20日(25歳)
スイス代表:40試合3得点3アシスト
今季成績:15試合2得点1アシスト(ブンデスリーガ)

 ボルシアMGで不動のレギュラーとして活躍するデニス・ザカリアだが、クラブとの契約は今季終了までとなっており、その去就に注目が集まっている。母国スイスのヤング・ボーイズで台頭したザカリアは、17年夏にボルシアMGに加入。190cmを超える体格を活かした守備と推進力のあるドリブルでボールを前線に運べるプレースタイルから元フランス代表MFパトリック・ヴィエラとも比較され、瞬く間に注目を集める存在となった。

 しかし、2019/20シーズンに復帰まで約8ヶ月を擁する膝の怪我を負い、以降低調なパフォーマンスが続いていたが、今季は完全復活。第17節終了時点で15試合に出場しており、再び移籍市場で注目を集める存在となっている。

 ドイツの大手メディア『kicker』によるとドルトムントやユベントス、ローマ、アーセナルといったクラブが今冬の獲得に興味を示しているとのこと。特に昨季までザカリアを指導していたマルコ・ローゼ率いるドルトムントの動向には注目だ。

 一方で移籍ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によるとザカリア自身はプレミアリーグでのプレーを希望しているそうだ。ラルフ・ラングニックが暫定監督に就任し、中盤の選手層に不安を抱えるマンチェスター・ユナイテッドが争奪戦に加わることも予想されている。

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