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2021年アジアベストイレブン。日本人は何人選出? 韓国、イラン、サウジ…最多勢力となった国は?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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ハリー・サウター
【写真:Getty Images】



ハリー・サウター(オーストラリア代表)
所属クラブ:ストーク・シティ(イングランド)
生年月日:1998年10月22日(23歳)
リーグ戦成績:38試合1得点1アシスト
代表成績:8試合2得点0アシスト
五輪代表成績:3試合0得点0アシスト

 スコットランド出身の巨漢センターバックは、2020/21シーズンにイングランド2部のストーク・シティで急速に台頭。いまやオーストラリア代表のディフェンスラインに欠かせない存在となった。2m超えの長身を生かした空中戦の強さは圧巻で、2019年の代表デビュー戦から2試合連続で2得点を挙げるなど常に対戦相手の脅威になっている。大柄な割に足もとの技術にも優れ、ビルドアップも苦にせず、いまやイングランド2部屈指のDFになった。

 2021年はストーク・シティのレギュラーとして継続的に活躍したほか、夏の東京五輪でもグループステージ全3試合に出場し、A代表のカタールワールドカップ予選でも守備の柱としてフル稼働を続けていた。しかし、11月のサウジアラビア代表戦で右ひざの前十字じん帯を断裂してしまい、長期離脱を余儀なくされている。オーストラリア代表にとっては大きな痛手だ。カタールワールドカップの直前に復帰の見込みで、2022年は大舞台に向けてリハビリを進めていく。

冨安健洋
【写真:Getty Images】

冨安健洋(日本代表)
所属クラブ:アーセナル(イングランド)
生年月日:1998年11月5日(23歳)
リーグ戦成績:18試合1得点0アシスト(ボローニャ)
リーグ戦成績:15試合0得点1アシスト(アーセナル)
代表成績:7試合0得点0アシスト
五輪代表成績:5試合0得点0アシスト

 セリエAのボローニャで右サイドバックやセンターバックとして1年を戦い抜き、夏は東京五輪でU-24日本代表の4位入賞に貢献した。大会前に負傷し、グループステージ3戦目からの出場になったが、吉田麻也と組んだセンターバックコンビの安定感は抜群だった。

 一度イタリアへ戻ってリーグ戦にも出場したが、移籍市場最終日にプレミアリーグの名門アーセナルへの移籍が決定。世界的ビッグクラブでもすぐにレギュラー定着を果たし、右サイドバックとして不可欠な存在となっている。プレミアリーグの舞台でもプレーの安定感は群を抜いており、対人戦でもフィジカルの強い相手に引けを取らない。もちろん日本代表でも替えの効かない存在だ。

酒井宏樹
【写真:Getty Images】

酒井宏樹(日本代表)
所属クラブ:浦和レッズ(日本)
生年月日:1990年4月12日(31歳)
リーグ戦成績:14試合0得点0アシスト(マルセイユ)
リーグ戦成績:14試合2得点0アシスト(浦和レッズ)
代表成績:4試合0得点1アシスト
五輪代表成績:7試合1得点0アシスト

 いまもなおアジア最高峰のDFであることに疑いはないだろう。オーバーエイジとして出場した東京五輪でも傑出したパフォーマンスを披露し、日本の4位入賞に大きく貢献した。後輩たちに与えた影響も大きく、「酒井宏樹」を将来目指すべき指標に挙げる選手は多い。

 マルセイユでのフルシーズンを戦い抜いた後、休みなく東京五輪に出場し、ほぼオフなしで移籍先の浦和レッズでも試合をこなしていたことによる勤続疲労で一時期コンディションを崩した。しかし、万全であれば日本代表でもレッズでも右サイドは盤石だ。

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