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2021年アジアベストイレブン。日本人は何人選出? 韓国、イラン、サウジ…最多勢力となった国は?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF

サレム・アル・ドウサリ
【写真:Getty Images】



サレム・アル・ドウサリ(サウジアラビア代表)
所属クラブ:アル・ヒラル(サウジアラビア)
生年月日:1991年8月19日(30歳)
リーグ戦成績:24試合6得点4アシスト
代表成績:7試合4得点1アシスト
五輪代表成績:3試合1得点0アシスト

 サウジアラビア代表で10番を背負うウィンガーは、2021年に行われたカタールワールドカップのアジア2次予選ラスト3試合で3得点1アシストと大車輪の活躍を披露。10月の日本代表戦は欠場したものの、アジア最終予選でも変わらず主力を担っている。

 所属するアル・ヒラルでは中核として国内リーグ連覇に貢献し、自身2度目となる2年ぶりのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)優勝の原動力にもなった。ACLでは大会MVPにも輝き、2010年代のアジアベストイレブンに選ばれた唯一のサウジアラビア人選手としての価値を改めて証明した。

守田英正
【写真:Getty Images】

守田英正(日本代表)
所属クラブ:サンタ・クララ(ポルトガル)
生年月日:1995年5月10日(26歳)
リーグ戦成績:32試合2得点2アシスト
代表成績:9試合2得点0アシスト

 天皇杯優勝を置き土産に川崎フロンターレからポルトガル1部のサンタ・クララへ移籍し、欧州で大きく飛躍を遂げた。加入してすぐチームに欠かせない選手となり、2020/21シーズンはUEFAヨーロッパ・カンファレンスリーグ予選出場権獲得に大きく貢献した。フロンターレで培った攻守両面におけるインテンシティの高さと的確なゲームメイクに、一層磨きがかかっている。

 夏には国内の強豪ブラガやトルコの名門ガラタサライへ移籍の噂も持ち上がったが、最終的には残留となり、今季もサンタ・クララの中心選手として活躍を続けている。ポルトガルでの活躍が認められて日本代表でも存在感を高めており、10月の4-3-3導入以降は主力に定着しつつある。

遠藤航
【写真:Getty Images】

遠藤航(日本代表)
所属クラブ:シュトゥットガルト(ドイツ)
生年月日:1993年2月9日(28歳)
リーグ戦成績:37試合4得点4アシスト
代表成績:9試合0得点0アシスト
五輪代表成績:8試合0得点0アシスト

 異次元の稼働率で試合出場を続けた遠藤航の2021年は、とにかく大忙しだった。シュトゥットガルトでのシーズンを終えた直後にオーバーエイジ選手として東京五輪に出場し、3位決定戦までほぼフル稼働でチームを支えて4位入賞に大きく貢献した。

 そして、ドイツに戻るとシュトゥットガルトでキャプテンに任命され、チームの絶対的な柱としてピッチに立ち続けている。もちろん日本代表でも欠かせない存在であり続けており、4-3-3採用以降はアンカーに定着した。ドイツと日本を何度も往復しながら年間54試合の公式戦に出場し、トップレベルのパフォーマンスを維持するタフさは誰もが簡単に真似できるものではない。

伊東純也
【写真:Getty Images】

伊東純也(日本代表)
所属クラブ:ゲンク(ベルギー)
生年月日:1993年3月9日(28歳)
リーグ戦成績:42試合11得点18アシスト
代表成績:9試合5得点4アシスト

 いまや日本代表に欠かせない攻撃の核だ。勝利しか許されない状況で迎えた11月のカタールワールドカップアジア最終予選では、ベトナム代表戦とオマーン代表戦で2試合連続決勝ゴールを挙げる活躍でサムライブルーを窮地から救った。大事な試合でインパクトを残し、頼れるエース格へと成長した。

 ベルギーリーグでもサイドで前向きにボールを持てば、ほぼ確実に突破してクロスやシュートまで持ち込める無双状態。リーグ屈指のアタッカーとしての評価を確立し、2020/21シーズンは二桁得点&二桁アシストでゲンクの2位フィニッシュに貢献した。2021/21シーズンもリーグ戦ですでに8アシストを記録しており、年内最後の試合となったオーステンデ戦でも1得点1アシストで眩い存在感を放った。

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