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【写真:Getty Images】
カイル・ウォーカー(イングランド代表/マンチェスター・シティ)
生年月日:1990年5月28日(31歳)
リーグ戦成績:24試合1得点2アシスト
イングランド代表成績:65試合0得点8アシスト
対人戦の強さとカバーリングエリアの広さでマンチェスター・シティとイングランド代表において欠かせない選手となっているのがカイル・ウォーカーだ。所属するシティでは、2020/21シーズンにプレミアリーグとカラバオ・カップの国内2冠を達成。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではクラブ史上最高位の準優勝と、クラブでの欧州制覇まであと一歩のところまで迫った。
2020/21シーズン終了後に行われたユーロ2020(欧州選手権)では、4バック時は右SB、3バック時は右CBとして合計6試合に先発出場した。クラブ同様に代表でも決勝で敗れる形となってしまったが、イングランド代表を史上最高位の準優勝に導いた。この活躍が評価され、同大会のベストイレブンにも選出されている。
2021年は1年間を通じて、リーグ戦では24試合の出場に留まっているが、これは過密日程の影響でシティがターンオーバーを採用しているためだ。2021年に行われたCLの試合では13試合中、12試合で起用されており、レベルの高い相手と戦う際には必ず先発起用されている。
レオナルド・ボヌッチ(イタリア代表/ユベントス)
生年月日:1987年5月1日(34歳)
リーグ戦成績:30試合3得点0アシスト
イタリア代表成績:114試合8得点6アシスト
21年夏に行われたユーロ2020(欧州選手権)で最もインパクトを残したCBだろう。所属するユベントスではセリエA王者の座をインテルに奪われる形となったが、コッパ・イタリアは決勝でアタランタに勝利し、2016/17シーズン以来となるカップ戦のトロフィーを掲げた。続く2021/22シーズンはシーズン折り返し時点で3ゴールを記録するなど、貴重な得点源としても活躍している。
2020/21シーズン終了後に行われたユーロでは、所属するユベントスでもコンビを組むジョルジョ・キエッリーニと共に堅いディフェンス陣を形成し、準々決勝ベルギー戦ではロメル・ルカクを完封。イングランドとの決勝戦では、1点ビハインドの67分に後のPK戦へとつながる貴重な同点ゴールを記録した。ボヌッチは欧州王者のタイトルが掛かったPK戦でも冷静にPKを沈め、イタリア代表に53年ぶり2度目の栄冠をもたらした。
ルベン・ディアス(ポルトガル代表/マンチェスター・シティ)
生年月日:1997年5月14日(24歳)
リーグ戦成績:38試合3得点2アシスト
ポルトガル代表成績:37試合2得点0アシスト
ポルトガル代表のルベン・ディアスは、直近の1年半で世界トップクラスのCBへと評価を高めた。20年夏にマンチェスター・シティへと加入すると、ヴァンサン・コンパニの退団以降、ディフェンスリーダーが不在だった同チームに即フィット。若いながらも守備陣をまとめあげ、プレミアリーグとカラバオ・カップの国内2冠を達成した。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でも決勝に進出している。
これらのタイトル獲得に大きく貢献したことが評価され、プレミアリーグの年間最優秀選手賞やベストイレブン、クラブの年間最優秀選手賞などの様々な個人タイトルを獲得した。21年夏にはユーロ2020(欧州選手権)にも出場。しかし、フェルナンド・サントス監督の展開する守備的なサッカーは機能していると言い難く、決勝トーナメント1回戦でベルギーに敗れ敗退となった。それでもルベン・ディアスが2021年に残したインパクトは絶大であり、ベストイレブンに選出した。