サッカー界には「皇帝」と呼ばれるスーパープレイヤーが存在する。今回はドイツを筆頭に世界のサッカー界で「皇帝」と呼ばれる選手をピックアップ。フットボールチャンネル編集部が独自の方法で算出した能力値を紹介する。
サッカー史上最強の皇帝
【写真:Getty Images】
DF:フランツ・ベッケンバウアー(バイエルン/西ドイツ代表)
生年月日1945年9月11日(当時27歳)
73/74シーズンリーグ戦成績:34試合4得点13アシスト
西ドイツ代表通算103試合14得点
主な獲得タイトル:ブンデスリーガ5回、UEFAチャンピオンズカップ3回、1974年FIFAワールドカップ・西ドイツ大会、UEFA欧州選手権1972
ドイツが生んだ史上最高のサッカー選手。それがフランツ・ベッケンバウアーである。世界最高のDFでありながら、攻撃力も世界最高級。ピッチ上の全てを掌握する姿から「皇帝」と呼ばれた男は、この先の時代でも伝説として語り継がれるほど偉大な存在だ。
基本データの対象としたのはバイエルンでブンデスリーガとUEFAチャンピオンズカップの二冠を達成し、その後に地元・西ドイツで開催されたFIFAワールドカップで優勝を遂げた73/74シーズンである。
能力値は、やはり驚異的の一言。「守備力」が世界最高クラスの95であることは当然ながら、「ドリブル」「パス」「攻撃力」「テクニック」の面でも世界トップクラスの能力を持っている。
その中でも最高値は「IQ」と「メンタル」の98。抜群の戦術理解で攻撃にも守備にも絶大な影響力を発揮。“リベロ“という役割の概念を「守備のスペシャリスト」から「攻撃的DF」という真逆に変えてしまうほどの影響を与える存在だった。