リーガ・エスパニョーラ第21節、アスレティック・ビルバオ対レアル・マドリードが現地時間22日に行われ、1-2でレアルが勝利を収めた。レアルは実に11人を欠く非常事態の中でアウェイゲームに臨んだ。なぜ、危機的状況でも勝利を収めることができたのだろうか。(文:本田千尋)
危機に瀕したレアル・マドリード
“美学なき勝利”だった。
現地時間12月22日に行われたリーガ・エスパニョーラ第21節。ここまで首位を爆走中のレアル・マドリードだったが、今節アスレティック・ビルバオ戦では“諸事情”により11人もの選手が欠場することになった。
マルセロ、マルコ・アセンシオ、ロドリゴ、イスコ、ダビド・アラバらが新型コロナウイルス陽性、ルカ・モドリッチは隔離措置中、カルバハルとダニ・セバージョスがフィジカル面の問題、そしてカゼミーロは出場停止……。遠征には下部組織から7名の選手が帯同することになった。
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よってビルバオ戦の先発には、右ウイングにエデン・アザール、中盤はフェデリコ・バルベルデとエドゥアルド・カマヴィンガ、そしてCBにはナチョ・フェルナンデスと、今季あまり出場機会に恵まれていない選手たちが名を連ねたのである。
これがリーガの首位をキープし続けるチームたる所以とでも言うべきか。このようにチームの状態は決して万全とは言えなかったが、ビルバオ戦でレアルは、全体のクオリティをさほど落とさずに2-1で勝利した。