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シーズン途中でセリエA“追放”も!? 昇格組クラブが追い込まれた危機とは…

text by 編集部 photo by Getty Images

サレルニターナ
【写真:Getty Images】



 イタリア・セリエAのサレルニターナは、シーズン途中でリーグから“追放”される危機に追い込まれた。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが伝えている。

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 サレルニターナは昨季セリエB(2部)で2位となり、23年ぶりにセリエAへ昇格。フィオレンティーナを退団した元フランス代表MFフランク・リベリが加入したことでも注目されたが、現時点でリーグ最下位と苦戦が続いている。

 だが成績以上の問題は、クラブのオーナーであるクラウディオ・ロティート氏が同じセリエAのラツィオの会長でもあることだ。同一オーナーが複数クラブを保有することは規定により禁じられており、昇格取り消しの恐れもあったが、6ヶ月以内にオーナーを変更することを条件として昇格が認められていた。

 イタリアサッカー連盟(FIGC)のガブリエレ・グラヴィナ会長は21日に、その期限を厳密に適用することを改めて強調。「期限について手心を加えることはない。(クラブ売却が決まらず)12月31日が来ればサレルニターナはアウトだ」と発言している。

 シーズン途中でチームが除外されることになれば前代未聞の事態。その場合、すでに行われたサレルニターナと他チームの対戦結果も無効とされることが見込まれており、順位も変動の可能性がある。

 また、オーナー重複の問題とは無関係だが、サレルニターナはもうひとつ別の災難にも見舞われた。21日にはアウェイでウディネーゼとの対戦を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により現地保健当局が遠征を認めず不開催に。サレルニターナに対して不戦敗の裁定が下される可能性もある状況となっている。

【了】

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