100億円を超える移籍金(契約解除金)も珍しくなくなった今日のサッカー界で市場価値の高い Jリーガーは誰なのか。今回フットボールチャンネル編集部は、データサイト『transfermarkt』が算出した市場価値ランキングの最新版を紹介する。※市場価値、成績は11月30日時点、価格が並んだ場合の順位はサイトに準拠
75位:Jリーグに復帰した主砲
【写真:Getty Images】
FW:大迫勇也(日本代表/ヴィッセル神戸)
生年月日:1990年5月18日(31歳)
市場価値:100万ユーロ(約1.2億円)
2021リーグ戦成績:11試合4得点5アシスト
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高校在学時、全国高等学校サッカー大会で1大会最多となる10得点を記録し、大きな注目を集めた大迫勇也は2009年に鹿島アントラーズに加入。プロの世界でも初年度からリーグ戦22試合に出場し、Jリーグ史上初となるリーグ3連覇に貢献した。2013シーズンには19得点を決め、自身初の二桁得点を記録した大迫は、翌年2.ブンデスリーガ(2部)のTSV1860ミュンヘンに加入。欧州リーグへ移籍を果たした。
ドイツ2部で目覚ましい活躍を見せた大迫は、移籍後半年で1.FCケルンに移籍。すぐにブンデスリーガに挑戦することとなった。1.FCケルン、ブレーメンで7シーズンに渡りブンデスリーガで戦ったこのFWは、代表でもエースとして活躍。自身の評価を一気に高め、日本年間最優秀選手賞を受賞した2018年には、自己最高となる600万ユーロ(約7.2億円)を記録した。
しかし、その後は途中出場が主となった大迫は、出場時間の減少とともに市場価値もダウン。MFでの出場となった20/21シーズンは無得点に終わると、チームも2部降格が決まった。この降格を機に、このFWは約7年8ヵ月ぶりのJリーグ復帰を決断した。ドイツでの不遇により、現在の市場価値は100万ユーロ(約1.2億円)までダウンしているが、Jリーグ復帰後はリーグ戦11試合で4得点5アシストと結果を残している。再起を目指すこの男は、再び自身の評価を高めることが出来るだろうか。