【写真:Getty Images】
イタリア・セリエA第18節のミラン対ナポリ戦が現地時間19日に行われ、アウェイのナポリが1-0で勝利を収めた。だが終了間際にミランのゴールが無効とされた判定が大きな論争を呼んでいる。
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首位インテルを追う2位チームと3位チームの直接対決は、前半5分にMFエリフ・エルマスのゴールでナポリが先制。そのまま1点を追いかける展開が続いたミランだが、残り時間わずかとなった90分にMFフランク・ケシエのシュートでゴールネットを揺らした。
主審は一旦ケシエの得点を認め、ミランの選手たちとサン・シーロの観客は歓喜に沸き立つ。だがVARチェックの要請を受けモニターチェックを行った主審は判定を覆し、同点ゴールを取り消されたミランはそのまま大一番を落とす結果となった。
主審の下した最終判定は、ケシエのシュートに繋がる前のプレーでFWオリビエ・ジルーがオフサイドだったというもの。オフサイドポジションにいたことは間違いないが、ピッチ上に倒れていたジルーがプレーに関与したと考えられるかどうかについては各メディアなどで意見が分かれている。
ジルーとともに倒れていたナポリのDFフアン・ジェズスは、ジルーの位置取りが妨害になっていたとしてノーゴールは正しいと主張。伊紙『コッリエレ・デッロ・スポルト』も判定は妥当であるとして、主審以上にVAR担当審判を称賛している。
一方で『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙は、VARによる確認を行うことは正しかったがゴール取り消しは誤審だったという見解。倒れていたジルーはプレーに関与しておらず、得点を有効にするべきだったと主張している。