【写真:Getty Images】
セルティックの日本代表FW古橋亨梧は、リーグカップ決勝で2ゴールを挙げる活躍を見せチームを優勝に導いた。加入以来これまでの結果に加えて初のタイトル獲得にも決定的な貢献を果たし、クラブの歴史に残るレジェンドFWたちと比較する声も上がり始めている。
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古橋は負傷のためリーグ戦の直近2試合を欠場していたが、現地時間19日に行われたリーグカップ決勝のハイバーニアン戦に先発で復帰。後半立ち上がりにチームが先制点を奪われたあと、鮮やかな2ゴールでセルティックの逆転勝利とタイトル獲得の立役者となった。
スコットランド『ヘラルド』紙は、古橋の活躍ぶりを元スウェーデン代表FWヘンリク・ラーション氏と比較。「ラーションと同じようにセルティックを動かしている」「セルティックでラーション以来最高のストライカーかもしれない」と述べている。
バルセロナやマンチェスター・ユナイテッドなどでもプレーしたラーション氏は、セルティックにとってまさにレジェンド中のレジェンド。1997年から2004年まで在籍して公式戦315試合に出場し、5度のリーグ得点王も含めて242得点という圧倒的な数字を残した。
元セルティックFWのクリス・コモンズ氏も、「キョウゴはまさに衝撃的だ。昨日の2つのフィニッシュもとんでもなかった」と英紙『デイリー・メール』で古橋を絶賛。だがラーション氏との比較については、「すでにラーション以来最高のFWではないかと言われるのは理解できる」としながらも、「同意はできない」と述べている。
同氏がそう評する理由は、「単純に彼はまだ6ヶ月しかここでプレーしていないから」。また、ラーション氏以後にもセルティックでは多くのストライカーが優れた結果を残してきたとして、ギャリー・フーパー、ジョン・ハートソン、クリス・サットン、ゲオルギオス・サマラス、アンソニー・ストークス、リー・グリフィス、ムサ・デンベレ、オドソンヌ・エドゥアールの名前を挙げた。
コモンズ氏自身も、また同氏の挙げたストライカーたちの多くもセルティックでリーグ得点王やリーグ優勝などの実績を残している。古橋がそういったレジェンドたちに並ぶのはこれからだとしても、「フィニッシュや動きの面で過去の素晴らしいストライカーたちに続こうとしている選手であることは確かだ」とコモンズ氏は評している。
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