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オランダの「ガラスの天才」5人。栄光と苦悩…世界最高級の才能も怪我に泣いた男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

わずか1年半で3度の手術を余儀なくされたのは…

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【写真:Getty Images】



MF:ケビン・ストロートマン
生年月日:1990年2月13日
オランダ代表:46試合3得点4アシスト

 数年前までオランダ代表の主力を担っていたケビン・ストロートマンだが、度重なる膝の怪我により本来のポテンシャルを発揮できずにいる。
 

 育成の名門、スパルタ・ロッテルダムでプロデビューを飾ったストロートマンは、ユトレヒトを経て11年夏にPSVに加入。2シーズンに渡って主力選手として活躍し、出場することはなかったがユーロ2012(欧州選手権)のオランダ代表メンバーにも選出されている。

 ユーロ2012終了後からはオランダ代表のスタメンに定着するなど順調なキャリアを歩んでいたストロートマンは、13年夏にローマに完全移籍を果たした。1年目から主力選手に定着したが、2年目に膝の前十字靭帯を断裂すると以降、この怪我の再発に苦しめられた。この怪我を克服するために1年半という短期間で3度の手術を経験している。

 2016/17シーズンに完全復活を果たしたストロートマンだが、18年夏にローマがスティーブン・エンゾンジらを補強したことで構想外となりマルセイユへと活躍の場を移した。しかし、加入3年目にマルセイユでも構想外となり、2020/21シーズン後半はジェノアへ、2021/22シーズンはカリアリへとローン移籍している。ローマ退団以降は怪我の頻度は少なくなっていたが、カリアリでは既に3度の負傷離脱を余儀なくされており、イタリアで再び苦しいシーズンを送っている。

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