ベルギー1部リーグ第20節が現地18日に行われ、日本代表MF三笘薫が所属するロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズはセルクル・ブルッヘに3-2で逆転勝ちを収めた。4試合連続でスタメン起用となった三笘は、後半に2得点に絡む活躍で劇的な勝利に大きく貢献している。「後半」に結果を残したことは、今後に向けて大きな意味を持ちそうだ。(文:舩木渉)
今季初の4試合連続先発出場
ベルギー1部のロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズに所属する三笘薫は、日本代表から戻ってリーグ戦2試合連続でベンチスタートとなっていた。
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そんな中、11月26日に行われたルーヴァン戦に後半から途中出場して1得点を挙げる。そして「スタメンで出られるチャンスをうかがって、その時にチャンスをつかみたいなと思っています」と語った。
シーズン序盤から途中起用が続いていたが、ゴールを決めれば必ず風向きが変わる。三笘本人もそう感じていたはずだ。ルーヴァン戦と同様に後半開始から出場してハットトリックを達成したスラン戦の後、スタメン起用が3試合続いた。
それから2試合の途中出場を経て、1得点を奪ったルーヴァン戦の翌節シント=トロイデンVV戦以降はリーグ戦4試合連続の先発出場。3-5-2のシステムを採用するユニオンで左ウィングバックという難しいポジションを任されている。
「まだまだ出場時間が短くて、もっと(時間が)欲しいというのはありますし、自分のプレーでチームを勝たせないといけない」
「途中出場での役割もわかっていますし、流れを変えられるとも思っていますけど、そこだけの選手にはなりたくない」
スタメンに定着して結果を残し続けること。それこそが三笘が自らに課したミッションだった。もし期待される働きができなければ、またベンチスタートの日々に戻ってしまうという危機感もあっただろう。
現地12月18日に迎えたベルギー1部リーグ第20節のセルクル・ブルッヘ戦は、シント=トロイデン戦から数えて4試合連続の先発起用。三笘は相当に強い危機感を持って試合に臨んでいたに違いない。