56位:クラブにタイトルをもたらすも…
【写真:Getty Images】
DF:岩波拓也(日本/浦和レッズ)
生年月日:1994年6月18日(27歳)
市場価格:110万ユーロ(約1.3億円)
2021リーグ戦成績:37試合1得点2アシスト
ヴィッセル神戸ユース在籍時、各世代別代表に選出された岩波拓也は、2012シーズンの第29節、清水エスパルス戦でJ1デビューを果たした。同シーズンにチームはJ2に降格となったが、これを機に岩波はスタメンに定着。J2リーグ戦37試合に出場し、1年でのJ1復帰に貢献した。
その後もチームを後方から支えた岩波は、2016年に行われたリオデジャネイロ五輪に出場。同代表では植田直通とCBのコンビを組んでいたが、オーバーエイジ(OA)として代表に選出された塩谷司の存在もあり、本大会では不出場に終わった。リオデジャネイロ五輪での出場は叶わなかったが、大会後もヴィッセル神戸では守備の要として活躍。その後、2018年に浦和レッズへ移籍した。
浦和レッズでは開幕戦からベンチが続いたが、シーズン後半になるとスタメンに定着。リーグは5位に終わったが、12年ぶり7度目の天皇杯優勝に貢献した。同シーズンの活躍により、市場価値は自己最高の160万ユーロ(約1.9億円)を記録。その後はクラブの低迷もあり、市場価値は110万ユーロ(約1.3億円)まで下落した。今季は6位フィニッシュとなったため、価格は右肩上がりとなっているが、市場価値は再び上昇していくだろうか。
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