【写真:Getty Images】
バルセロナに所属していたFWセルヒオ・アグエロが、健康問題のため現役を引退することを15日に発表した。プレミアリーグ公式ツイッターアカウントでは、もはや伝説となったマンチェスター・シティ時代の超劇的ゴールを振り返っている。
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33歳という若さで引退を余儀なくされたアグエロだが、それでも近年のサッカー界で屈指の点取り屋の一人としてキャリア通算400点以上というゴール数を重ねてきた。特にシティではプレミアリーグ得点王にも輝き、クラブ歴代最多得点記録を大幅に更新するレジェンドとなった。
そのシティでの数々のゴールの中でも、やはり加入1年目にプレミアリーグ優勝をもたらした劇的ゴールはキャリアのハイライトとなった場面のひとつ。アグエロ自身も引退会見の中で、特に強く心に残ったゴールのひとつとして挙げていた。
2011/12シーズンのプレミアリーグでマンチェスター・ユナイテッドとの壮絶な優勝争いを演じたシティは、最終節のQPR戦に勝てなければ悲願の優勝を逃してしまう状況。だが1点ビハインドで迎えた後半アディショナルタイム、92分にエディン・ジェコのゴールで同点とすると、最後は土壇場の94分にアグエロが勝利と優勝を決める渾身のシュートを叩き込んだ。
シティにとっては実に44年ぶりであり、プレミアリーグ設立以降では初となるリーグ優勝。そこから10年間で5度のリーグ優勝を飾り、隆盛を誇っていたユナイテッドとの力関係もすっかり逆転してしまったことを考えれば、まさにプレミアリーグの歴史の転換点となった瞬間でもあった。