100億円を超える移籍金(契約解除金)も珍しくなくなった今日のサッカー界で市場価値の高い Jリーガーは誰なのか。今回フットボールチャンネル編集部は、データサイト『transfermarkt』が算出した市場価値ランキングの最新版を紹介する。※市場価値は11月30日時点、価格が並んだ場合の順位はサイトに準拠
55位:10年間も日本でプレーしているブラジル人ストライカー
【写真:Getty Images】
FW:ドウグラス(ブラジル/ヴィッセル神戸)
生年月日:1987年12月30日(33歳)
市場価格:110万ユーロ(約1.3億円)
2021リーグ戦成績:21試合7得点2アシスト
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母国ブラジルの1部リーグでの出場経験がないドウグラスは、2010年7月に当時J2に所属していた徳島ヴォルティスに加入している。J2時代はコンスタントに得点を積み重ねたが、徳島がJ1に初昇格した2014年シーズンは14試合で0得点と結果を残すことができなかった。
ドウグラスのキャリアで転機となったのが2015年のサンフレッチェ広島への期限付き移籍だ。J1で1得点も決めることができなかった徳島時代の活躍が嘘のようにゴールを量産し、最終的には大久保嘉人に次ぐ21ゴールを決めた。チームのJ1優勝の立役者となり、同シーズンのリーグベストイレブンにも選出された。
だが、徳島との交渉がまとまらなかったことで広島には残留せず、2016年1月にUAEのアル・アインへと完全移籍。その後、トルコのアランヤスポルを経て、2018年7月清水エスパルスに加入した。2シーズン連続で二桁得点とゴールを量産し、2020年からは現在も所属するヴィッセル神戸でプレーしている。しかし、清水時代ほどゴールを決めることはできておらず、J1では2年連続で7ゴールに留まっている。
2015年の広島での活躍以降、継続的に得点を積み重ねているドウグラスの市場価値が最も高かったのはアル・アインに所属していた2017年12月だ。180万ユーロ(約2.2億円)の評価額だった。Jリーグに復帰して以降も最高額に近い市場価値だったが、2020年に神戸に加入してからは170万ユーロ(約2億円)から110万ユーロ(約1.3億円)まで大幅に下落している。